あたりまえだけどなかなかできない集客のルール集客支援株式会社・最新刊
集客のルール紀伊国屋ジュンク堂アマゾン楽天ブックスYAHOO!ブックス
明日香出版社
営業・セールス・販売促進新刊プレスリリース

弊社代表取締役 岡本士郎の最新刊
あたりまえだけどなかなかできない集客のルール』に、
惜しくも収録されなかった「ボツ原稿」を掲載しています。

もちろん書籍に採用されたルールは、これらボツ原稿より「有益なもの」ばかりですが、
お楽しみ企画として、本サイトでのみ特別公開していますのでご一読ください。


番外ルール103「WEB2.0に騙されてはいけない」

「これからの時代はWEB2.0だ!」と言うのは良いのです。何だか進化したインターネットっぽいですし、これに乗れないと負け組になってしまうような脅迫感もありますが、意味が分かっていないと間違えた方向へ進んでいってしまいます。

WEB2.0の大きな意義をピックアップすれば「情報の発信源が企業から個人へ変わる」ということに他なりません。WEB2.0の代表例であるグーグル、アフィリエイト広告、ブログが、何故WEB2.0なのか。その歴史と意義は、つまりこういうことです。

まず個人の書いたホームページが「グーグル」の検索エンジン技術によって企業のホームページと対等の立場になりました。そこで力を付けた個人ホームページが「アフィリエイト広告」によって資金力を得つつ、有力な広告・集客媒体として振舞うようになったのです。そのうえ、誰でも簡易ホームページが作れる「ブログ」の登場により、インターネット上で影響力を持ち得る個人の幅が、特別の技術を持った個人から、PCを持っている一般消費者全体にまで広がりました。

─────これは、個人が情報発信源になってきた歴史そのものなのです。

確かに「ブログはWEB2.0的」です。しかし「では当社もブログを書けばWEB2.0ですね」とストレートに解釈してはいけないのです。「日記を書く感覚で多くの個人が情報発信源になれる」というのがブログ技術です。つまりブログを書くメリットがあるのは「(技術のない)個人」であって「法人」ではないのです。
中途半端な「社長ブログ」なんて全く意味がありません。せっかく法人格で資金も技術もあるのに、自ら「個人の立場」に下がってしまってどうしますか。企業のホームページはWEB1.0のまま、「個人の情報より企業の情報の方が信頼性がある(だろう)」ということに拠って、企業として情報発信をすれば良いのです。

─────もちろんブログ技術を使うなと言うわけではありませんよ。自動内部リンク生成や、XML準拠の構造など、良いところもたくさんあります。

私たちの立場から考えれば「その個人の力を借りて集客に活かす」というのが、正しいWEB2.0の使い方でしょう。具体的には、アフィリエイト広告の広告主になって個人ホームページから送客してもらったり、ブログのネタになるような情報を発信していく...などということになります。


『あたりまえだけどなかなかできない集客のルール』をアマゾンで購入

まねきネコラム目次に戻る